質問箱でよく聞かれる会社法事例演習教材について記載しようと思います。
結論としてとてもおすすめできる問題集だと思います。
僕もこの問題集のおかげで予備試験、司法試験ともに会社法ではA評価を取ることができました。
この記事では以下の３つの点について書いています。
・よかった点
・気になった点
・どんな人におすすめか
予備試験の成績
よかった点
アガルートの論証集、伊藤塾の論ナビに載っていないマイナー論点がカバーされている
近年の予備試験の傾向として予備校の論証集に載っていないマイナー論点の出題が多く、法科大学院で判例学習をしている人は解けるけど、独学や予備校の授業だけで勉強している人にとっては現場思考問題になってしまいます。
この問題集を使っているとほぼ全ての過去問が見たことのある問題になってしまうので、完璧にできれば会社法はほぼ確実にA評価を取ることができると思います。
僕もこの問題集を使っていて、勉強範囲を半分に絞っていたのですが、予備試験では時間的余裕を持ってA評価を取ることができました。
また、京大などの法科大学院の授業でも使われており、この問題周を一通り勉強していると判例知識で法科大学院性に大きく差をつけられにくいです。
気になる点
難易度が高く、解答例が付いていないことです。
予備試験、司法試験の現場思考問題までカバーしていますが、明らかに予備試験、司法試験のレベルを超える問題がたくさん収録されています。
法科大学院の授業ノート等がないと難しすぎて勉強が難しいです。
以前はコポローさんのはてなブログで授業ノートが公開されていたのですがブログ自体が非公開になってしまいました。
どんな人に向いているか
答案例を手に入れる事ができる人にとってはこれさえやっておけば安心できる神教材だとおもいます。
とくに現場思考問題が苦手な人にはとてもおすすめです。
要領のいい受験生であれば大手予備校の論証集に載っていない現場思考問題が出ても、周りの受験生もできないため、相対評価で一定以上の成績を狙うことができますが、現場思考問題が苦手なタイプだと予備校の論証集に載っていない問題が出ると成績が不安定になってしまいます。
この問題集を使っていると大手予備校の論証集に載っていない問題でも見たことがある状態になるので現場思考をする必要性がなくなります。
一方で解答例を手に入れることができない人にはあまりおすすめできません。
