はじめに
アガルートの講座について賛否両論を耳にする機会が多いです。
特にSNSで賛否両論の声を多く耳にするのは重要問習得析講座と短答の過去問講座です。
短答過去問講座については最短合格カリキュラム、１年合格カリキュラムにセットで付いていたから持っているものの動画が多すぎて見るのを途中でやめてしまったと言う人を何人も見てきました。他の上位合格者でもアガルートの短等講座をおすすめしている人はあまり見たことはありません。
しかし、結論から言うと僕は両方ともおすすめできると思っています。
この記事では下記の3点について説明していきます。
- 短答講座の良い点
- 気になる点
- どういう人に向いているか
短答の成績
質問箱
短答講座の良い点
司法試験上位合格の渡邉先生が短答過去問を噛み砕いて分かりやすく解説してくれる。
短答パーフェクトだけだと解説が分かりにくい部分も存在します。
やはり口頭で噛み砕いて説明してくれるだけで分かりやすさは全然違います。
また、解説の所々に渡邉先生の上位合格者ならではの思考方法や判例の整理を見ることができます。上位合格者の思考方法は論文や口述の意外なところで役に立ちました。
法律の勉強法は、数学などの勉強と違って間違った理解をしていることに気づきにくいという特徴があります。解説を文字で読んでいると自分の都合の良い理解をしてしまって誤りに気づかないこともありますが、口頭で説明されると意外と自分の理解の誤りに気づきやすかったりします。
僕も短答パーフェクトの周回だけで短答に2回合格していましたが、改めて口頭で説明されると自分の理解の誤りに気づく場面がたくさんありました。
短答講座の気になる点
予備試験の短答の点数は論文の点数に影響しないので短答でいくら上位合格しても論文に合格しないと無意味です。
最短合格や時間対効果のみを重視した場合は短答は最低点で受かれば良いという結論になってしまいます。
短答過去問では同じ問題が何度も出題されており、文字ベースの解説では読み飛ばすのは簡単ですが、動画ベースだと飛ばしにくい点は気になりました。
また、値段は高めです。短答パーフェクトだと全科目で5万円程度で、これだけで短答に合格できる場合、あえて10万円も払ってこの講座を取る必要があるのかという点も気になります。
どういう人に向いているのか
向いている人は２パターンあると思います。
１つ目は短答パーフェクトを周回したけど短答の成績が伸び悩んでいる人です。
このパターンの人は口頭で噛み砕いて説明している本講座はとてもおすすめです。
２つ目は短答に何度か受かっているが上位合格を狙いたい人です。
僕はこのパターンで本講座を受講しました。2回短答に合格していましたが、短答パーフェクトはすでに何周もしており、頭打ちを感じていました。僕は短答の上位合格を目指したくてこの講座を取りました。
どちらにも共通して言えることはある程度の時間と金銭的余裕があり、文字ベースの解説での勉強に限界を感じている人です。
終わりに
アガルートの重問についても賛否両論をよく耳にするので後日記事にしようと思います。
また、短答の勉強法についてnoteで解説しているので興味がある方はぜひ読んでください。
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