刑法は刑法事例演習教材、アガルートの論証集を使っていました。刑法事例演習教材は、司法試験の考査委員の先生が作った演習書で、これ1冊で予備試験、司法試験に対応できると言われています。各問題には独特な名前がつけられており、内容も独特で、楽しく勉強することができます。はしがきには「刑法の事例をクイズを楽しむような感覚で検討することは何ら不謹慎なことではない。本書にも、著者らの遊び心がところどころに出ていると思う。」と書かれています。僕は自主ゼミを組んでいた友達に、昼夜を問わず電話をかけて刑法事例演習教材について話し続けた結果、刑法の話をする際に、判例百選の番号よりも先に、刑法事例演習教材の問題番号と題名が出てくるようになりました。
欠点としては、答案例がついておらず、難易度も高いため独学が困難なことです。アガルートの刑法事例演習教材解析講座を取ると動画解説と解答例が手に入るのでおすすめです。
一方で、僕は何周かした後で使うのをやめてしましましたが、アガルートの重問も網羅性が高く、初めから答案例が付いているのでおすすめです。刑法事例演習教材と重問のどちらかが優れているということはないと思うので、刑法事例演習教材の解答例が手に入らない場合は、重問で大丈夫だと思います。両方をやる必要はないと思うので、僕は身近に刑法事例演習教材の話をできる友達がいるか、友達や先輩から解答が手に入るかで決めました。
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